やっぱり認可保育園の方が安心
保育士という資格を持っている私なので、やはり、認可保育園が理想的だと復職する際に考えていました。
私が暮らしている地域は都会ではなく地方なので、保育園が埋まるという事もなく、テレビのニュースで問題になっている待機児童の問題などもあまり聞きません。
ただ、仕事が決まっていないお母さんたちは保育園に入る事が出来ないという事もあり、みなさんジレンマを抱えています。
認可保育園の場合、この待機児童になる可能性が高くなるという事が地域柄あると思いますので、どうしても、無認可を利用するしかないという場合もあります。
無認可保育園でも非常によい保育を行っているところ、また人員をしっかり確保し、お子さんにトラブルがないように詳細な構成で仕事をこなしているところもあります。
これから保育園にお子さんを預けるママたちに、認可保育園のメリット、またデメリットを紹介します。
認可保育園のメリットとは
認可保育園のメリットはなんといっても国が設けている保育園の基準を満たしているという安心感があります。
例えば施設の広さ、保育士の人員数、給食があるなど、国の規定に沿った基準の保育園である事などが、ママたちにとって大きな安心となる事は間違いありません。
保育士の数などもそうですが、火災設備にしても衛生面に関しても、基準をクリアしていないと認可保育園となりません。
年に2回の火災設備の法定点検をしっかり受けていることは大きな安心感となります。
また兄弟を同じ保育園に通わせるという場合、兄弟割引があるので保育料が安くなるという事もメリットです。
特に公立の保育園は長く務めている経験値の高い保育士さんが多いので、ママたちにとって育児相談もできる頼りがいのある先生が多いという点も魅力的でしょう。
月齢に応じて行う保育を実践していますので、小さい赤ちゃんを預けているママにとって、その月齢に合った保育をしてくれるのも魅力を感じる部分といえます。
認可保育園にはデメリットもある
夜のお仕事を行っている、また残業で深夜になる事もあるという激務のママにとって認可保育園はなかなか利用しにくいという現実があります。
中には深夜保育を行う認可保育園もありますが、深夜から朝までの時間帯に保育をお願いしたいという場合、こうしたシステムの保育園探しは困難ですし、地方に行くほど少なくなります。
深夜保育については自治体に相談して、探してもらうという事もできますが、深夜保育を行っている認可保育園自体が少ないのでかなり難しいと考えておく方がいいでしょう。
一番大きな問題は、受け入れ人数が決まっているのでどんなにその保育園の近くに暮らしているという場合でも、入る事が出来ないことも多いのです。
待機児童問題は特に都市部で大きな問題となって地ますが、次の募集があるまで仕事に行くことが出来ないというママたちも多いのが現状です。
認可保育園の場合、保育に欠ける環境、状況にあるご家庭のお子さんを優先的に預かるという規則がありますので、介護、病気入院などの保護者が優先されます。
こうした問題がない場合、就労中のママたちを優先するという事になります。
ここでギャップが発生します。
仕事をしたいから保育園に預けたい、というママたちの方が多いのですから、仕事をもっているママが優先となると、最初から条件に当てはまらないという事が多くなるのです。
これから必ず職を探します、というママたちも結局、職が決まってから……といわれてしまい、職が決まってから応募すると、人員がいっぱいで待機になりますといわれる、この仕組みこそ、認可保育園の大きなデメリットといえるでしょう。