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学校事務の仕事について

学校にいる事務員さんはどのような仕事をしているのか

私が小学校、中学校、高校、大学と進学していく中で、学校に先生とは違う事務員さんがいるということを理解したのは、多分中学校の時ではないかと思います。
中学校の卒業文集などを作るとき、事務員さんにコピーを依頼したり、事務用品の使い方を教えてもらったような記憶があるのです。
事務ということにちょっとした憧れを持っていたこともありますが、中学校、高校の学校事務の方は先生とはまた違う印象で、少々若き世代の方だったので、こういう職業もいいなーとなんとなく憧れを持っていたのかもしれません。

学校事務の仕事は多岐にわたる

実は今、同級生で大学の学校事務の職に就いている友人がいます。
大学なので、企業に勤めているのとほとんど変わりないといいますが、仕事内容は多岐にわたり、常に忙しく、特に学校説明会や入学試験の時などはかなりの激務になるといっていました。

教職員達とのコミュニケーションも必要で、変わった先生も多いのでうちの学校では苦労がないけど、同じ学校事務では苦労している人もいるよと聞いたことがあります。
学校、地域によっては複数の学校で事務を行っているということもあり、また大学のように完全にその大学単体で働く学校事務もいます。

入学説明会や入試に携わるほか、学校の備品の調達に動いたり、奨学金の手続きなどもあるので、1年の中で非常に忙しいという時期があるのがストレスという話を聞いたこともあります。
でも常に若い学生さんたちと近い存在で、保育士のように、年齢によってはコミュニケーションがとりにくい子供たちへの対応よりも、仕事しやすいのでは?なんて思ったこともあります。

学校事務になるためには

学校事務は公立、国立、私立があり、それぞれ道が異なります。
公立学校の場合、各自治体の運営となるので地方公務員扱いとなります。

そのため、地方公務員採用試験に合格する必要があります。
高校になると学校の区部によった試験を受ける事が多くなり、私立中学、高校、大学などの場合、各学校それぞれの採用試験を受けて合格する必要があります。
国立の場合、通常、国立大学法人職員採用試験というものを受験し、合格して学校事務という業務につくことができます。

学校事務のお給料はどのくらい?

学校事務はどこに就職するか、また年齢、経験などによって年収が大きく違います。
公立高校の場合などは各都道府県、また公立の小中学校の場合は、各市町村扱いとなりますので、お給料も異なります。
平均月収は30代くらいで30万円くらい、年収にすると500万くらいから600万くらいといわれます。
年齢、実績と共にお給料が上がっていくことが多いので、実績、経験を積むことで年収が1000万円を超えるという人も出てきます。